ここでは、文部科学省が発表している「科研費採択件数ランキング」の中から、特に高校生の皆さんにお伝えしたい研究について、大学の先生にお話を伺いました。

■ 科学研究費助成事業における研究種目等

研 究 種 目 等 研 究 種 目 等 の 目 的 ・ 内 容
科学研究費 特別推進研究 新しい学術を切り拓く真に優れた独自性のある研究であって、格段に優れた研究成果が期待される1人又は比較的少人数の研究者で行う研究
(期間3~5年(真に必要な場合は最長7年)1課題 2億円以上5億円まで(真に必要な場合は5億円を超える応募も可能)

新学術領域研究

(研究領域提案型)
多様な研究者グループより提案された、日本の学術水準の向上・強化につながる新たな研究領域について共同研究や研究人材の育成、設備の共用化等の取組を通じて発展させる
(期間5年、1領域単年度当たり 1,000万円~3億円程度を原則とする)
基盤研究
(S・A・B・C)
(S)1人又は比較的少人数の研究者が行う独創的・先駆的な研究(期間原則5年、1課題5,000万円以上2億円以下)
(A)(B)(C)1人又は複数の研究者が共同して行う独創的・先駆的な研究(期間3~5年、応募総額によりA・B・Cに区分)
(A)2,000万円以上 5,000万円以下(B)500万円以上 2,000万円以下 (C)500万円以下

挑戦的萌芽研究

独創的な発想に基づく、挑戦的で高い目標設定を掲げた芽生え期の研究
(期間1~3年、1課題500万円以下)
★新規募集は行っていません
挑戦的研究
(開拓・萌芽)
1人又は複数の研究者で組織する研究計画であって、これまでの学術の体系や方向を大きく変革・転換させることを志向し、飛躍的に発展する潜在性を有する研究 なお、(萌芽)については、探索的性質の強い、あるいは芽生え期の研究も対象とする
(開拓)3~6年間、500万円以上2,000万円以下 (萌芽)2~3年間、500万円以下

若手研究

博士の学位取得後8年未満の研究者(※)が一人で行う研究
なお、経過措置として39歳以下の博士の学位を未取得の研究者が1人で行う研究も対象
(期間2~4年、1課題 500万円以下)
若手研究
(A・B)
(A)(B)39歳以下の研究者が一人で行う研究 (期間2~4年、応募総額によりA・Bに区分)
(A)500万円以上3,000万円以下(B)500万円以下
★若手研究(A)を基盤研究に統合し、公募を停止しました。それに伴い、若手研究(B)の名称を「若手研究」と改めました
研究活動スタート支援 研究機関に採用されたばかりの研究者や、育児休業等から復帰する研究者等が一人で行う研究
(期間2年以内、単年度当たり150万円以下)
奨励研究 教育・研究機関や企業等に所属する者で、学術の振興に寄与する研究を行っている者が1人で行う研究
(期間1年、1課題 10万円以上100万円以下)

※博士の学位を取得見込みの者及び博士の学位を取得後に取得した産前・産後の休暇、育児休業の期間を除くと博士の学位取得後8年未満となる者を含む

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